ダリア・ラボ

 

 

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超個人的な総まとめ

 

私がコウテイを猛烈に応援したいと思ったのは

2020年M-1グランプリ敗者復活戦を観た時だった

それまで、見てはいたけれどそんなに注目しているわけではなかった。だが、2020年の敗者復活戦を観て、私のイメージは大きく覆された。

私がイメージしていたのは、下田さんが動きボケをして、九条さんがそれにツッコむという型の漫才だった。

しかし、結婚式のネタはダブルボケで、ある時を境にボケツッコミが入れ替わる+コウテイならではのあの途轍もない表現力の動きボケが詰め込まれていて、私は面白さに驚いただけじゃなく感動もしました。

これまでのコウテイのスタイルも、新しい形だったのにも関わらずそれに新たなアレンジを加えてより良くしているその進化やこんな所では留まらないぞという強い気持ちや努力などが、その漫才から垣間見れて、「わあーこれは応援したい。二人の進化を少しでもいいから見届けたい」と思った。

 

その時の私は、丁度進路に悩みに悩んでいて何にもしたいことがない、何をしたらいいのかも分からずただ途方に暮れていた時で、コウテイの二人の進化を見て何故か私自身が清々しい気持ちになっていた。

 

 

そんな時に、コウテイが月に数回よしもと漫才劇場(通称マンゲキ)で惰理亜・楽房(ダリア・ラボ)という単独ライブをやっている事を知った。

月に数回、新ネタを4〜5本下ろす。それは、漫才だけでなく、コントも手掛ける。(ネタ数は、公演ごとに変わる)

無観客などにならない限り、この時期では珍しい配信なしの単独ライブ。ゲストもなし。

まあ、途中で党訓という新ネタ2本+トークというライブを配信したりするんですけど...

正直、月に一回でも単独ライブやるの大変なのに多い時は3回(これからは3回やると言ってました)、新ネタだけでやるのがまずエグい。それに、今の時期配信無して珍しいて。強い意志感じられるて。

東京住みの私は、最初戸惑うんですよ。というか、戸惑いましたよ。東京、全然来ないし応援できるのか?!って。でも、大阪行けばいいんだって開き直りました。このご時世で、大阪行くの不謹慎かもしれないと思ってそこにも戸惑いました。不謹慎だと思う方も居ると思います。でも、どうしてもコウテイの進化を遠くても見続けたかったし、自分の中で決めていました。1年間は絶対何が何でも、惰理亜・楽房を抜けなく生で観るということを。それを目標にして、1年間過ごしていました。

 

進路に悩み、どうもならなかった、何者にもなれなかった私は、4月からフリーターになりました。それまで、続けていたバイトのスタバの店員をやりながら、パチンコ屋の店員にもなりました。

パチンコ屋の店員になったきっかけは、下田さんがギャンブラーでパチンコモノマネをTwitterにあげていて、ギャンブルを全く齧ったことのない私は何にも意味が分からず絶対分かったら面白いのに、分からないから笑えないのが悔しいと思い、働き始めたら分かって面白くなるかもしれないと思ったのが理由でした。本当に不純な動機です。それに、パチンコをする訳ではないので、働いてからもパチンコモノマネは分からずじまいでした。しかし、絶対自分ではパチンコやらないので働いたからこそ分かることもありました。

https://youtu.be/VFRqD6pnweU

このYouTubeは、働いてなかったら笑えなかったと思うし台の知識は得られたのでとても有意義な時間でした。結果、5ヶ月ほどで辞めましたが、色んなことを学んだ気がします。そして、パチンコ屋にいると自然と耳が慣れてくるのですが、静かなところにいてもあの音が空耳で聞こえてくる時があります。なので、音には注意ですが、何せ時給が良いのでお金が欲しい方にはいいバイトだと思います。普通に稼ぎたいくらいなら、絶対おすすめしません。

 

そんなこんなで、週6バイトして月に1回多くて2回大阪に向かう生活を1年間送りました。正直なところ、しんどかったですが大阪に行くことが私の癒しであり、モチベーションを保てる理由でした。月に1.2回、新幹線で約3万、行き帰りに5時間近くかけて、1時間の公演を観に行くという、本当にキショキショの生活を送っていました。でも、それほど応援したかったし、こんなに応援したいコンビはもう居ないかもしれないと思って1年間足を運んでいました。

毎回、新ネタで楽しませてもらってわあーこのネタこんなブラッシュアップしたんだとか、この形初めてだなとか本当にワクワクさせてもらっていました。二人の進化が、私のモチベーションでした。お二人も頑張ってるし、自分も頑張らなきゃと奮い立たせてもらっていました。

そして、たまにその凄さの余韻で帰りの新幹線の車内で泣いたこともありました。こんなに面白いものを作り出すために頑張っているのにこんな怠惰な自分が応援していていいのか?何で自分はこんなにも頑張れないのか?と情緒不安定になることもありました。それくらい、感情を大きく動かしてくれて、途轍もないことをやり遂げるコンビです。

2021年は、

NYLON'S NEXT2021受賞

MBSラジオ銀蛾流電音(ギガルデオ)の公式ファンクラブ、蟲衆楽(チュウシュウラク)開設

ABCテレビで初冠番組 RPGコウテイくん 放送

povoのCMに起用など、挙げたらキリがないのでこれぐらいにしときますが色々新しいことに挑戦していくお二人の姿を見て、ファンになったばかりの私もとても嬉しく、応援できてよかったと心から思っています。とても濃い一年を過ごさせていただきました。

キングオブコントM-1グランプリで、何のネタやるの?とドキドキさせてもらったり、結果が出る日にはサーバーに繋ぐのこわくて受験の合否発表ぐらい緊張してました。

去年のM-1グランプリはコロナにより棄権になってしまい、本人でもない私が悔しくてたまりませんでした。それくらい本気で応援させてもらっていました。今年のM-1もとても楽しみにしています。どうか、健康でお二人の魅力を思う存分叩き出してほしいと願うばかりです。

 

そんなフリーターを1年経験した私は、2月から就職することが決まり、もう好きな時に大阪に足を運べなくなります。これからは、社会人として、お休みの時にお二人に会いにいきます。遠くから、お二人の進化を見届けたいと思います。コウテイの二人のおかげで、私はこの1年頑張ることができました。本当に感謝しかありません。どんなにしんどくても、お二人のネタやトークを観ている時は夢中になれて辛いことを忘れることが出来ました。この1年間、私のモチベーションの源となってくれてありがとうございます。これから、社会人になってもお二人も頑張ってるし、自分も頑張ろうと力を貸してもらおうと思っています。

 

途中、無観客になったり、中止になったりしましたが、無事に1年間 惰理亜・楽房 を何が何でも観に行くという目標は達成できました。

公演によっては、マジの喧嘩モードに入りピリついたりして今まで色んな芸人さんの単独に行ったことあるけど初めて気まずいこわいと思ったコンビでもあり、大阪を拠点としている芸人さんで初めてこんなに熱量をもって応援したコンビでした。そして、特に何の取り柄もない私も目標を決めたらそれに向かって頑張れることもこの1年で気付かされました。また、パチンコネタ分からんからとパチンコ屋でバイトを始めようと思える行動力には自分でも驚きました。

毎月新ネタ観て、べっぴんさんしかいてなーい誠にそうでございますって言われて大満足で東京に帰る1年間。大阪⇆東京の距離の遠さを恨んだり、関西ローカル番組観られない悲しさ、配信無しのライブなど途中、自分は何で東京に居るんだ?大阪の方がいいじゃんと思い、大阪に移住することも考えました。それに、就職活動が上手くいかなかったら、2022年の夏には大阪に移住する気でした。

ただでさえ、毎月足を運んでいるお客さんに毎月来てんのきっしぃーーと言っている下田さんからしたら、毎回3万かけて東京から来てるのマジできっしょすぎる客だったと思います。

 

でも、何にも頑張れなかった私にとっては、

惰理亜・楽房は頑張るきっかけでした。

 

これからも、コウテイのお二人の進化を少しでも見届けたいし、コウテイは面白いと胸を張って言い続けます。そして、ファンとしてお二人の魅力を全力で肯定していきます。いずれかは東京で大活躍するその日を楽しみに東京から応援しております。楽しく、刺激的な1年を過ごさせてくれてありがとうございました。